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先日、シエスタに通われているA様から、こんなお話がありました。
「ヨガもしっかりやって、筋トレもして、
食事にも気をつけてタンパク質もきちんと摂っているのに、 1年前より体脂肪が増えていたんです。」

「こんなに頑張っているのに、なぜ?」
そう思いますよね。
まず考えたいのは「運動量」と「食事量」のバランス
A様のお話を伺うと、
1か月通い放題の運動プログラムで長時間いくつものレッスンに参加されている
腸の病気があるため、添加物やジャンクフードは避け、 タンパク質・糖質・豆類・野菜を中心に食べている
ただし、60代以上ということもあり、すぐお腹がいっぱいになってしまうため、 食事全体の量は少なめ
という生活でした。 つまり、
運動量に対して摂取しているエネルギーが足りていない可能性が考えられます。
エネルギー不足になると体の中では何が起きる?
筋肉を作るためには、タンパク質だけではなく「筋肉を作るエネルギー源」が必要です。
食事から十分なエネルギーが入ってこないと、体は自分自身を分解して エネルギーを作ろうとします。
つまり、
エネルギー不足=糖質不足(タンパク質ではありません)
分解=筋肉や脂肪をエネルギーとして使う という状態になってしまいます。
A様は糖質制限をしているわけではありませんでしたが、
<結果として糖質不足(エネルギー不足)の状態>になっていた可能性があります。
糖質は代謝を動かす大切な燃料
糖質、とくに果物やはちみつなどに含まれる単糖類は、 体にとって重要なエネルギー源です。
糖質が不足すると、
肝臓に蓄えられているグリコーゲンが減る
体はコルチゾール(ストレスホルモン)を分泌する
筋肉や脂肪を分解して糖を作り出そうとする という流れになります。
最初のうちは脂肪も分解されるため体重が減ることがあります。 そのため糖質制限=やせる と世間では言われています。
しかし、この状態が長く続くと代謝が落ち、 体は逆に脂肪をため込みやすくなってしまうこともあります。
さらに、エネルギー不足が慢性的になると、
甲状腺機能や代謝全体に影響する可能性も指摘されています。
代謝が落ちると、
疲れやすい
体温が低くなる
体脂肪が増えやすくなる といった変化につながることもあります。
※こうした反応には個人差があり、原因は一つではありません。
「ご飯を食べると太る」は本当?
今でも、 「ご飯は抜いて、おかずだけ食べています。」
という方は少なくありません。

もちろん食べ過ぎはよくありませんが、太る原因はご飯だけではありません。
もし「糖質=太る」が本当なら、昔の日本人は今より炭水化物を多く食べて いたのに、みんな太っていたことになります。
実際には、運動量や生活習慣、食事全体のバランスが大きく関わっています。
エネルギー不足で代謝が落ちることも、 体脂肪が増えやすくなる一因になると考えられています。
では、どうすればいいのでしょう?
運動量が多い方は、必要なエネルギーをきちんと補給することが大切です。
例えば、
果物
はちみつ
お米
消化しやすい糖質
などを適度に取り入れることで、肝臓のグリコーゲンを補充し、
ストレスホルモンの過剰な分泌を抑えやすくなると考えられています。
その結果、代謝が働きやすくなり、運動の効果も発揮しやすくなります。
※ちなみに糖質不足が続くと、肌がしわっぽく見えたり、老けた印象になるともいわれています。
昔の日本人はなぜあれほど体力があったのか?
明治時代、日本に滞在していたドイツ人医師ベルツ博士は、
車夫たちの驚異的な体力に注目した話は有名ですね。
彼らの食事は、
麦飯や玄米
味噌汁
野菜
漬物 という、炭水化物を中心とした質素な和食でした。
それでも長距離を走り続けられる体力と、驚くほどたくましい筋肉を 持っていたことが記録されています。
もちろん現代とは生活環境が違うため単純に比較はできませんが、
<炭水化物が持久力を支える重要なエネルギー源>だったことは興味深い事実です。
私自身が意識している食事
私自身は、
糖質(はちみつ・黒糖)
白米(玄米は体質に合わないため)
野菜少し(食物繊維が多いとおなかが張る)
タンパク質は適量 を基本にしています。
ハチミツと味噌汁は朝から夜まで、お腹が空いたら飲むこともあります。
仕事の日は、とにかく血糖値を安定させること、エネルギー源をしっかり入れること
を意識しています。
週末はほぼ外食なので
アレルゲンを避けながら、とんかつを食べることもあります(笑)
この食事スタイルになってからは、体重の増減がほとんどなく、 何より体調が安定しています。
(ちなみに運動せず、たまにストレッチくらい)
ボディワーカーは体力勝負。 だからこそ、血糖値の維持&エネルギー不足にならないことを
とても大切にしています。
健康づくりは、体を「削る」ことではありません。
しっかりエネルギーを補給し、
筋肉を育てる
代謝を維持する
内臓の働きを支える ことが大切だと私は考えています。
世の中にはさまざまな栄養法がありますが、
「これだけが正解」というものではありません。
特に運動を習慣にしている方は、運動だけでなく
栄養についても知識を持ち、筋肉を落とさず、身体を分解せず、 エネルギー不足にならない食事を心がけたいですね。
今回A様にも、このようなお話をさせていただきました。

「頑張って運動しているのに思うような結果が出ない…」
そんなときは、運動量だけでなく、食べる量やエネルギーは足りているかな?
という視点から見直してみることも大切かもしれませんね。
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